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遺産分割調停と並行して使途不明金問題を訴訟で解決した事例

日比谷ステーション法律事務所にご相談いただいた遺産分割の解決事例についてご紹介します。

遺産分割の解決事例の概要

案件概要

トラブルの内容 使途不明金
解決方法 遺産分割調停,使途不明金返還訴訟
解決までの期間 1年9ヶ月
財産の内容 現預金:1千万円
不動産:1億2千万円

遺産分割トラブルの内容

遺産分割自体に大きな争いはありませんでしたが,被相続人と同居していた相続人が,生前に被相続人の預金を引き出していたため,その使途や返還義務の有無をめぐって争いとなりました。

相手方の主張・対応

当方が相続開始の直前まで被相続人の財産管理をしていたところ,多額の預金の引出しがあったため,引出額に相続分割合を乗じた額の返還を求めました。

日比谷ステーション法律事務所の対応・主張

まず,当方が被相続人と同居していた期間については,引出しに関与していない旨主張し,また,入院後の期間については,引出しに関与したことは事実なのでこれを認めた上,入院費,被相続人の生活費等,使途を可能な限り説明しました。

解決のポイント(弁護士による解説)

使途不明金問題

本件のように,被相続人の生前の預金の引出について,引き出した相続人に対し,他の相続人が返還を請求することは珍しくありません。このような使途不明金問題は,原則として遺産分割調停の対象とならないものの,双方が同意すれば調停で遺産分割と一体的に解決することができます。本件では,使途の説明に先方が納得しなかったため,使途不明金問題については調停から切り離し,別途提起された民事訴訟において和解となりました。

遺産相続の問題解決を目指す方へ

日比谷ステーション法律事務所では,相続問題の解決に向け,依頼者の利益のために最善を尽くします。
遺産の内容や紛争の経緯,依頼者のお気持ち,依頼者の置かれた状況を踏まえ総合的に検討し,最適な解決方針を初回法律相談時にご提案いたしますので、お気軽にご相談下さい。 03-5293-1775
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