代表弁護士 池田からのメッセージ
複雑で遺産の多い相続問題であっても,低率の弁護士費用で解決へと導きます。
私は,遺産分割事件には,次のような2つの特徴があるため,他の類型の事件と比べて時間と労力がかかるものと考えております。
一つめの特徴は,遺産分割事件を解決するための制度にあります。
遺産分割事件は,法的手続をとる場合,最初に調停を申立てなければなりません。これを調停前置主義といいます。
調停は,調停期日が開かれると,調停委員が申立人と相手方から交互に話を聞いていくため,一方が調停委員と話をしている間には他方は待機していることになります。その結果,1回の期日あたり約半日を費やすことが少なくありません。
また,調停委員のスケジュールなどもあって次回期日がなかなか入らないこともあり,次回期日まで1ヶ月半以上間が空くこともしばしばあります。
そうやっていくうちに,あっという間に1年,2年と時間が経過していくことになります。
通常の訴訟が事前に書面を準備して提出することが中心であるため,裁判所で多くの時間を費やすことが少ないのに対し,遺産分割事件では,解決まで多くの労力と時間を費やすことが多くなるのです。
もう一つの特徴は,解決までどれだけ時間がかかるかは,遺産の多さだけでなく,当事者の個性や,どのような争いがあるかによるところが大きいという点です。
遺産分割事件は,親族間の紛争であるため,親族同士だから話し合いで比較的容易に解決できるのではないかと考える方も少なからずいらっしゃいます。しかし,実際に遺産分割の交渉や調停を行っていくと,親族間だからこそ,お互いに譲れないところが出てくることも多く,解決まで非常に時間がかかることになります。解決した後には,こんなに時間がかかると思わなかったという感想を持たれる方も少なくありません。
もちろん遺産が多い案件ほど複雑になるので時間がかかる傾向がありますが,総論で円満に解決する希望があっても,各論で合意に達しないと全体が解決しないので,争点によっては非常に時間がかかることになります。
また,当事者に独特の考えを持つ方がいらっしゃる場合には,さらに合意に達するのが難しくなるため,非常に時間がかかることになります。
このような特徴をもつ遺産分割事件でありながら,一般の弁護士報酬は,相続分の価値のみに着目し,これに高い料率で比例させる設定をしているところが多いと思われます。その結果,遺産の多い案件については,弁護士報酬がかなり高額になってしまいます。
日比谷ステーション法律事務所では,複雑で解決困難な遺産分割事件についても,依頼者の利益を最大になるように,諦めることなく戦ってまいりますが,上記のような遺産分割事件の特徴を踏まえた独自の報酬体系により,遺産の多い事件においても弁護士報酬が高額にならないように,<着手金・報酬金制プラン>をご用意しております。一方で、なお,解決まで長期間を有することを考慮し,<完全成功報酬制プラン>をご用意し,事前の着手金をゼロとして,解決まで資金負担が生じないよう最大限の配慮をしております。このような報酬体系を設定することで,皆様には安心してご依頼していただけるように最大限配慮をしております。
さらに,初回法律相談料については,無料としております。
遺産分割問題でお困りの方は日比谷ステーション法律事務所まで遠慮なくご相談下さいますようお願い申し上げます。